疼く身体と心
こうなるなんて思いもしなかった。
理想的な生活
果てなきインナートリップ
完全に忘れ去られた思い出は
人を捜している
鮮血 雪
身体と心と心。 もう随分回復したと思っていたけれど。
最低な年の締めくくり
甘い誘い
然り
誰の目にも留まらぬものを書き続ける恍惚
このごろ突然に思い出すのは、最初の年のこと。 私がまだどうしようもない子供で、ピンクラメのノースリーブニットをよく着てたこととか、変なロウが溶けて香るやつとか、パルコの中のカフェとか、渋谷から早稲田までの都バスの暖かさとか。 全部おとぎ話のよ…
世の中の男のひとが全て私のものになればいいのに。そういうことを考えるところに女の業の深さが
月も何も見えない暗い夜には、 その腕に何時間も、 いつまでも、 永遠に、 強く強く、 抱かれていたい。
何の思い入れもない土地だからこそ気軽に帰れる。
予測変換の馬鹿
なくても生きていける。 むしろ私を駄目にする。
一時の気の迷い
補完し合うためだけの二人でどうする
右の。 痛い。
故郷の秋の匂い、本当に久しぶり 秋という季節だけ、生き返ったよう
声を聞いてしまってからずっと、あなたのことばかり考えています 不幸な女
朝今晩は指先のケアをする
自制しなさい
そういう事実
甥子は云う、 「ミミ、これはく」(金色のミュールを掴む) 「ミミ、これ、カンカンカーン、する」(金色のミュールの踵で床のタイルを叩く) 彼はヒールのコツコツ云う足音を聞くと私の名を呼ぶのだ。
不眠、に悩まされたり。何のために本を読むのだ?
思い出もない。思い残すことも全くない。感傷的にもならない。
この先どんなに、例えば今よりもっと悲しくても、いつでも、勝ち誇ったような態度でいたい。 何でも知っているような、何も感じないような、全てを許すような。