久しぶりに

強い色の口紅を塗る。私の顔は地味なつくりをしているので、割にそういう色も馴染んでくれる。


田中慎弥「不意の償い」(新潮4月号)を読む。
火の小説。面白い。巻頭の訳の分からない小説よりずっと頭に入る。
しかし男の人が妊娠小説を書くというのは少しナイーヴだなと思う。
夫がこんな風に妊娠に戸惑ってくれれば妻としてはありがたいのでは